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農水相またまた不祥事

農水相のスキャンダル連鎖が止まらない。遠藤武彦農水相(68)に1日、「政治とカネ」をめぐる新たな疑惑が前日に続き浮上した。遠藤氏が組合長理事を務める「置賜農業共済組合」(山形県米沢市)が加入者水増しなどの手口で、掛け金115万円を国から不正に受給していたことが分かった。遠藤氏は「大変な不祥事」としながらも辞任を否定。民主、社民両党は参院への問責決議案を検討している。

 会見した遠藤氏は「(不正受給は)3年以上前に報告を受けていた。『何をしている』と(担当者を)しかった記憶がある」と述べ、問題を把握していたことを明かした。不正受給分は今も返還されていないが、「ひたすら会計検査院の指示を待っていた」「わたしは実務にはタッチしていない」と釈明。「大変な不祥事に違いなく、国民に申し訳ない」と陳謝しながらも「大臣を辞めて、さらに問題を大きくすることはないのでは」と、辞任は否定した。

 遠藤氏は、今回の問題を入閣前、安倍晋三首相(52)に報告していなかった。「大臣の指名を受けた時、正直『この問題が引っ掛かりがあるのか』とは、思い至らなかった」と述べた。

 与謝野馨官房長官(69)が、官邸側が事前に把握していなかったことを認め「それぞれの議員がやっている財団や組合などの役職にかかわることまで目が行き届いていない」と釈明した。遠藤氏は8月31日に、代表を務める自民党支部が農水省所管の独立行政法人から補助金を交付された団体から不適切な献金を受けていたことが発覚したばかり。安倍首相が夏休み返上で「身体検査」したにもかかわらず、「政治とカネ」をめぐる疑惑が連続したことになる。

 安倍首相はこの日、遠藤氏の問題について「補助金の運用については公正でないといけない。質問や疑問にはしっかり答えないといけない」と述べた。「政治とカネ」で説明できない大臣には「内閣を去ってもらう」と明言しているだけに、判断が問われそうだ。

 小渕内閣(98年7月発足)以降、農水相の辞任は3人。全閣僚ポスト中、最も多い。特に安倍内閣では、事務所費問題で松岡利勝氏が自殺、後を継いだ赤城徳彦氏(48)が辞任し、“鬼門”といわれる異常事態。内閣改造では打診に辞退者が続出し、遠藤氏にお鉢が回った。その人物から相次ぐ「政治とカネ」問題は、鬼門ゆえなのか。(日刊スポーツ掲載)
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